株式会社ミクシィを退職しました。そして・・・

数日前にどなたかがポストなさった退職 Advent Calendarに、私も16日目のエントリとして勝手に参加させて頂いています、鈴木理恵子です(笑)。 ここ1ヶ月ほどフィリピンのセブ島に滞在したりシリコンバレー巡りをしていたので感づいた方もいらっしゃると思いますが、昨日、2013/12/15をもって株式会社ミクシィを退職しました。 2010/12/16に入社をしたので、ぴったりちょうど3年間ミクシィに在籍していました。

ミクシィで担当したこと

この3年間は一貫してプラットフォーム開発に携わっていました。 mixiはアプリプロバイダー様や個人ディベロッパ様向けにアプリプラットフォームを提供しています。そしてmixi内にあるリソースを利用したソーシャルなアプリやゲームでユーザー様に楽しんで頂いています。 私はこのアプリプラットフォームを開発・管理を担当する部署に所属していました。 具体的には

  • mixiページアプリ用のAPIを作成
  • OAuth2.0関連の機能追加
  • 米Heroku社や米Mozilla社とのインテグレーションを担当
  • チームを率いてMBaaS(モバイルアプリのバックエンド)開発を主導

他にも、具体的には書けませんが先進的なプラットフォームの開発に携わる等、プラットフォーマー冥利に尽きる楽しく勉強になる仕事ばかりでした。

またプラットフォーム開発の経験を生かして記事を執筆したり、いくつかのイベントで登壇もさせて頂きました。

プラットフォーム開発の楽しさ

MBaaSの開発は規模が大きかったため、普段はフロント側の開発を担当しているエンジニアと一緒にプラットフォーム開発を行いました。 フロント側のエンジニアにもプラットフォーム開発を楽しんでもらえる良い機会・・・かと思いましたが、「プラットフォームの仕事は黒い画面とにらめっこするばかりで地味でつまらない」「UIなど、目に見えるものができないと、開発の実感がわかない」とあまり満足してもらえませんでした。 心残りなので、この機会に私が思うプラットフォーム開発の楽しさを記そうと思います。

プラットフォーム開発には「夢」があります。 Webサービスやアプリ開発者のみなさんは、自分が作ったプロダクトが突如世界中で大ヒットして一躍人気に!なんて想像をしてワクワクした経験があるかと思います。 これも楽しいですが、プラットフォーム開発はワクワクどころじゃなくゾクゾクしちゃいます! もし良いプラットフォームを提供すると、Webサービスやアプリ開発者のみなさんのイマジネーションを刺激して新しく画期的なサービスやアプリが誕生します。 しかも良いプラットフォームはサービス開発上の課題も解決していて誰でも簡単に開発できるので、良質なプロダクトがどんどん出現するのです! 自分たちが提供するプラットフォームによってITの一大トレンドを作り出せるかもしれないという意味でゾクゾクしてしまうのです! エンジニアとしてとてもやりがいがある仕事です。

私は決して自分が優れたエンジニアであったとは思っていませんが、ミクシィのすばらしいエンジニアのみなさまにいつも助けて頂き、SAP様から頂くお問い合わせ内容やご意見に刺激を受けることで、3年間もプラットフォームの「夢」を追い続けることができました。 本当にどうもありがとうございました!

これから

幸せなことに、これからも世界で活躍する日本のトップエンジニアたちに囲まれて刺激的な毎日を送れることになりました。

本日、トレジャーデータ株式会社に入社しました。 トレジャーデータはシリコンバレーで誕生したビッグデータ解析サービスを提供している会社です。 データの収集〜データの分析〜分析結果の可視化までを一貫して提供しており、ビッグデータ解析を簡単に安く導入できると注目されています。 私はソリューションアーキテクト/エバンジェリストとして難解なビッグデータ解析を簡単にわかりやすく解説し、トレジャーデータの魅力を伝えてみなさんの課題を解決していきたいと思っています。 ご説明にうかがうので、ぜひぜひみなさん呼んでくださいねっ♪ 今後ともよろしくお願い致します。